表参道の太鼓橋、
源氏池と平家池の、
真ん中に架かっています。
　




清盛、義仲、義経、頼朝と、
常に時の勝馬に乗り続け、
たくみに朝廷の舵取りをした
後白河法皇。




源氏池と平家池を見渡す太鼓橋、
ここにおわしたのは・・・
後白河法皇だったのかも。

ちなみに、太鼓橋、ちょっと前まで、
通れたのだけど、今は通れません。

これにて、鶴岡八幡宮の巻、終わりであります。
次は竹の寺で有名な報国寺へまいります。
その前に、ここで一息、インターミッション入ります。
よしなに＾＾；



徒然 ）二人の平氏、頼盛と時忠

●平頼盛
平頼盛は、清盛の異母弟。　
母・池禅尼（いけのぜんに）は、
平治の乱後、命がけで頼朝を救いました。

頼朝は、この池禅尼の恩を忘れず、
平家滅亡後、頼盛を鎌倉に招き、
手厚くもてなした、といわれております。

池禅尼が断食までして、頼朝を助けなかったら、
歴史は変わっていたのでしょう。

もし、奥州の藤原秀衛が長生きしてたら・・・
う～ん、義経の時代になったかなぁ。



●平時忠
「平家にあらずんば、人にあらず」
この高言で有名な平時忠。

壇ノ浦の戦いで捕虜となり、その後、
能登国に流され生涯を終えたそうです。

姉・時子は清盛の正室、妹・滋子（建春門院）は
後白河天皇に嫁ぎ、後の高倉天皇を生みます。
その高倉天皇は、清盛の次女・徳子（建礼門院）と
結婚して、後の安徳天皇を生みます。

まさにこの時代、平安セレブど真ん中な人だったわけです。
さらに、義兄・清盛と常盤（義経の母）との間に
出来た子（女子）を引取り、育てました。

もし、義経が頼朝と仲良くやってたら・・・
妹の育ての親ってことで、この人の運命も
変わっていたかも。

歴史に「もし」を想像すると、面白いのでした。