番外編です^^;
昨日のトップの写真について、鍵コメさんから、撮影・画像処理についてのご質問をいただきました。コメント欄では書ききれないので、こちらでご返信させていただきます。
5Dの基本的な画像調整は、キヤノンの付属ソフト、DPPで行っていますが、このソフト、使い始めたのは5D購入後なので、まだ2ヶ月半位です。まだまだ深く使いこんでいないので、現段階では、こんなふうにやっちょる、という感じでお読みいただければと思います。
また画像調整は、ヒジョーに個性の出るとこなので、人によって、またケースによって、色々やり方、調整幅が異なってくるかと思います。ほんの一例ということで、ご参考まで^^;
●撮影データ
・カメラ:EOS 5D、レンズ:EF24-105mm F4L IS USM
・Exifは、焦点距離24.0 mm、ISO1600、SS1/8 sec、絞りF5.6、測光モード分割測光、撮影モードAv (絞り優先AE)、ホワイトバランス自動、ピクチャースタイルスタンダード、ノーフラッシュです。
・シャッタースピードは、約3段分の補正効果で、1/8から1/15>1/30>1/60程度になり、これで十分かと。(ご存知と思いますが、SSがシフトする訳ではないです)
・絞りは、F8はほしいとこですが、一段増感してISO3200にするには、さすがにちょっと。ということで24mmの被写界深度頼みでF5.6で、まいっかと^^;
・高感度ノイズは、RAWよりJPEGの方が少ないので、この場は、優秀なホワイトバランス頼みで、JPEGファイン/Lで。
あとはカメラとレンズがしっかりお仕事してくれます。オリジナル画像の段階で、明るい写真が撮れました。
●画像調整(DPP)・・・↑調整画面をご参照ください。
・肝はトーンカーブではないかと。ハイライトの上部を少し持ち上げて、中間から暗部は落としてます。なだらかなS字がよろしいようで。(S字=コントラストが強くなります、かけすぎると色つぶれになっちゃいます)
・トーンカーブでカラーバランスを調整することができます。RGBの各チャンネルは、それぞれCMYと補色関係にあります。これはちょっと難しいです。色かぶりをお手軽にとるには、トーンカーブ調整のホワイトバランス調整(←表記ないですが)[クリック]ですることもできます。
・色調整で色合いを強調します。スライダーを右にドラッグ。DPPは、RAWよりJPEGの方が、調整範囲が広いのですが、やりすぎるとベチャベチャになってしまいます。ほどほどが肝要かと^^;
・JPEGで調整後は、TIFFで保存も一案です、劣化が少ないので。
・レタッチの方向生(ここが一番重要だったりして^^;)
調整は広範囲に出来てしまうので、迷い始めると出口が見つからなくなってしまいます。撮影からレタッチは、ご自分のイメージに沿って進められると、設定や作業が楽かと思います。この写真の場合「この空間に、書の屏風の妖しげな迫力が、かっちょいいなぁ」と思ったので、この構図で撮影しました。調整はタングステン(電球)の灯と反射が目立つようにしてみました。
・最終加工(文字入れとか)、リサイズはフォトショップ上で行っています。アンシャープマスクはリサイズ直前にかけてます。
・・・こんな感じでした^^;
●画像処理に興味のある方には、こんなサイトもあります。ご参考にどうぞ。
*キヤノン>クリエイティブパーク > デジタルフォトスタイル > フォトレタッチ
http://cp.c-ij.com/japan/photoretouch/
*スタジオグラフィックス・オン・ザ・ウェブ
http://aska-sg.net/
・Photoshop Tips & Manual
・フォトショップ・エレメンツ de ゴーゴー!
・プロが教える 写真レタッチ講座 など盛りだくさんです。