EOS 5Dを購入したのは、今から6年と6ヵ月前の2006年6月。
あぁ、これでやっと「もと」に戻れると思ったものでした。
フィルム育ちゆえ、135フィルム(35mmフィルム/ライカ判)で
50mmが50mmで撮れる、この馴染んだ感じにシェーン・カムバック!

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EOS 5D、発売は2005年9月。
当時、35mmフルサイズセンサーを搭載した随一のDSLR、
EOS-1Ds Mark Ⅱが約90万円だった頃、
実勢価格約38万円という価格で登場したのでした。
ニコンがまだフルサイズカメラを出していないこともあり、
この意義とインパクトは衝撃的でした。
初めて手にしたときは、見やすいファインダーに感激!
でも、もさっとしたシャッター音、中央寄りの狭い菱形AF、
見ずらい2.5型液晶モニターなどなど、なんだこりゃってとこもあったのですが、
撮ってみると、出てくる絵がめっちゃすごい!
当時最先端の圧倒的な高画質、余裕の耐高感度性能に、
シビレまくったのでした。
ISO800常用でうっとこのぼんの写真をいっぱい撮れたのも嬉しい収穫。
レタッチ耐性も余裕だし、大判プリントもグー。
現在でもISO400までなら文句なしの画質でありましょう。
ISO800までは実用許容範囲内、画像処理前提でなんとかISO1600という感じです。

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これだけ長い間使用できたのは、
満足のゆく高画質であったことと、意外と・・・と言っては礼を欠くかもしれないけど、
基本構造がしっかりしたカメラであったことが大きいと思います。
それに加え、付属ソフトのDPP(Digital Photo Professional)の進化も、
5Dの画質向上に大きく貢献したと思うわけです。
ノイズリダクション、特に高感度の色ノイズの処理は、
購入当初より遥かに自然でイイ感じに調整できるようになりました。
(当初のNRは、彩度不足や赤の色滲みが顕著でありました)

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ミュージアム・レベルでスタンバイがモットーであります。
がんがん使って、しっかりお手入れ。
毎日、無水エタノール拭きと丸ブラシで掃除機掛けしてました。
キヤノンSCで2度保守点検、故障知らずで今も快調であります。
無水エタノールをティッシュに少量浸け、
液晶やボディを拭いて汚れや油分を取るわけですけど、
よく聞かれるのは「そんなことやって文字消えへん?」ていうこと。
大丈夫やで、印字が薄ぅなることもおへん。
* モノによっては消える場合もあると思うので、作業される場合は自己責任でどうぞ.
持論なんですけど、掃除機でボディ外装を丸ブラシ掛けしているのも、
耐久性向上に一役かっているのではないかと思います。
ただし、ミラーボックス内には入れないようにしてます。
油分とか飛び散るとヤバいっすから。
メーカーのカメラのお手入れのページとかでは、
ブロワーばかりで掃除機が登場することはないですけど、
やっぱブロワーと掃除機、併用がグーではないかと。

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長きにわたり、我が家のメイン機としてがんばってくれた5D。
5Dのアフターサービス期間サポート終了は2015年9月。
シャッターの耐久回数は約10万回、快調だからもうちょっとイケるかな。
これからもしっかりお手入れ、ゆくゆくはトリアーノカメラ博物館に動態保存で収納の予定であります。
ありがとう、5D!
これからも、まだまだよろしくね。
● トリアーノ・リーヴ・ドロワット>パパの新しいカメラ
http://tollianord.exblog.jp/2706143/
5D購入の時の記事、ううう、懐かしい.
● トリアーノ・リーヴ・ドロワット>EF17-40mm F4L USM
http://tollianord.exblog.jp/10828952/
ミラー落ち対策の修理の記事。異常はなかったのだけど予防点検ってことで.
● キヤノン>修理のご案内>アフターサービス期間対象製品>デジタル一眼レフカメラ/ミラーレスカメラ>EOS シリーズ
http://cweb.canon.jp/e-support/repair/period.html#c
* アフターサービス期間=修理対応が可能な期間
付録:ペンタ部のCanonの彫り文字の掃除

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自己流ですがこんな感じでやってます。
1 ティッシュに無水エタノールを少量浸ける
2 無水エタノールが浸いてる面をCanonのロゴの上に置く
3 ティッシュの上から歯ブラシで細かく擦る
4 ティッシュが破けても擦り続ける
5 汚れが落ちたことを確認
6 丸ブラシで掃除機を掛ける→終了
手タレはベベリン選手. ありがとさん〜.

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やーん、ぴっかぴかやん♪

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えっへん!
どことなく誇らしげな、6年と6ヵ月の我が家のEOS 5Dでありました^^;